城というのは敵の攻撃を防ぐために様々な施設を造っています。
堀や門や石垣ですね。
敵の様子を見る櫓もそうです。
戦国時代の城は山の尾根等に建ててあり、自然を要塞の一部にしていました。

江戸時代の末期に日本で城攻めが行われました。
北海道函館の五稜郭です。

この時は戦国時代の城攻めとは大きく異なっていました。
それは火器です。

戦国時代はせいぜい鉄砲、また音ばかり大きくて破壊力の少ない大砲程度が使われていました。
ところが江戸時代末期になると強力な大砲が海外から入ってきていました。
また巨砲を搭載した船からの艦砲射撃という方法もありました。
つまり、堀や石垣は役に立たなかったわけですね。

世界の美しい城は、強力な火器が世に出てくる前のものが多いのではないでしょうか。